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【HPV検査単独法】よくあるご質問

HPV検査単独法についてよくあるご質問をまとめました。

国立がん研究センターのがん情報サイトも併せてご参照ください。

 

なぜ30歳から60歳に限定されているのですか

20歳代は30歳代以上に比べてHPV陽性率が高い一方で、一過性のHPV感染(陽性になってもすぐに消失してしまう)であることが多く、また、子宮頸がんの罹患率も低いことから現時点では推奨されていません。

また、国立がん研究センターから出されているガイドラインにおいて、60歳以上での新規感染率が低いことから60歳時点でHPV検査陰性であれば61歳以降の発症の可能性は極めて低いと予想され、HPV検査単独法の終了年齢は60歳が妥当とされていることを踏まえて、現時点では30〜60歳が対象年齢とされています。

受診券を忘れた場合は子宮がん検診が受けられなくなるのでしょうか

HPV検査単独法は横浜市から送付される受診券に同封されているバーコードシールによって受診者様ごとの受診期間の管理がされます。よって、これまでと違い受診券をお忘れの場合は受診不可能となります。

どうしても受診当日に子宮がん検診をご希望の場合には従来の子宮頸部細胞診は受診可能ですが、HPV検査単独法の対象となるのは受診年度の2年後からとなりますのでご注意ください。

HPV検査単独法はどのように検査するのでしょうか

従来の子宮頸部細胞診検査と同様の器具や方法で行います。内診台に上がっていただき、膣鏡をつかって子宮の入り口をブラシで擦って細胞を採取します。痛みが強い場合には膣鏡のサイズを小さくすることも可能ですので遠慮なくおっしゃってください。検査の影響で少量出血する場合がございますが問題ありません。

性行経験がなくても受けられますか

HPV感染リスクも子宮頸がんにかかる可能性も極めて低いため必ずしも検査しなければいけない状況ではありませんが、希望があれば受診は可能です。当日医師と相談の上決めていただいております。

妊娠中でも受けられますか

妊娠中でも検査は可能です。ただし、妊婦券綴りのクーポンを使用して横浜市子宮がん検診を受診する場合には従来の子宮頸部細胞診となります。HPV検査単独法対象者であれば自己負担額2,000円をお支払いいただければ受診することは可能ですが、HPV検査単独法の受診歴にはなりませんので、陰性であっても次回5年後とはなりません。ご注意ください。

HPV検査が陽性だった場合に日常生活で注意することはありますか

HPVは性交渉によって感染します。HPVはごくありふれたウイルスであり、一生涯で80~90%の男女がHPVに感染すると推測されています。

HPVは外陰部や肛門などコンドームでは防げない場所にも存在するためコンドームを使用しても予防効果は低いですが、その他の性感染症を防ぐためにもコンドームはもちろん、様々な対策(セーファーセックス)を行うことが大切です。

日常生活においては特に注意することはありません。会話や握手、洗濯、入浴などで感染することはありません。

1番大切なことは自覚症状がなくても横浜市から送られてくる案内に従ってしっかり追跡精検を受けることです。「要確定精検」と判定された場合には直ちに精密医療機関を受診しましょう。

HPV検査が陰性だった場合5年後の検診で本当に大丈夫ですか

偽陰性の可能性もありますので、不正出血やなにかおかしいと思う症状があれば、早めにご受診ください。

子宮の病気は子宮頸がんだけではありません。卵巣の病気や膣の病気もあります。検診の間隔が伸びることで子宮頸がん以外の病気に気づきにくくなることがあってはならないと思っています。

新しく始まった制度ですので、制度を利用する側も気を付けていきましょう。

 

 

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