ピル
ピルとは?
ピルは一般的に低用量ピルと言います。
避妊や月経移動・子宮内膜症・月経困難症の改善を目的としています。
※月経とは、生理のこと。
低用量ピルは、OC(Oral Contraceptives)とLEP(Low dese Estrogen Progestin)
の2種類に分けられます。
どちらも女性ホルモンである黄体ホルモンと卵胞ホルモンを含む錠剤です。
*OC*生理に関する症状の改善や避妊も併せて目的とする場合
月経移動ピル・緊急避妊ピル(アフターピル/モーニングピル)を含みます
*LEP*月経困難症や子宮内膜症などの治療・症状改善を目的とする場合
メリットは?
・避妊できる(OCのみ)
・生理前のイライラ(PMS)や不安(PMDD)が少なくなる
・生理痛を軽減できる
・生理不順が改善できる
・ニキビや肌の改善ができる
・子宮体がんや卵巣がんの予防ができる
・子宮内膜症の予防と改善ができる
PMSとは:月経前症候群と言い、生理前の3~10日間続くイライラやめまい・倦怠感などの精神的症状や
腹痛や頭痛・腰痛・むくみなどの身体的症状のことを言います。
PMDDとは:月経前不快気分障害と言い、特に精神的状態が強い場合を言います。
デメリットは?
個人差はありますが、体が慣れるまでの1~2か月間に以下の症状を感じる方がいます。
・吐き気・嘔吐
・倦怠感
・胸の張り
・頭痛
・不正出血
・血栓症のリスクが増える
・忘れずに毎日飲まなければならない。
低用量ピルを飲むことをお勧めできない方
・家族やご自身が静脈血栓症にかかったことがある
・乳がんや子宮体がんの疑いがある。または診断されている。
・血圧が140/90以上の方
・肥満症
・肝機能障害
・35歳以上で1日に15本以上の喫煙する
・妊婦・産後6週間以内または授乳中である。
処方する前に上記を確認するために専用の問診票の記載をお願いしております。
また、受診時に血圧・体重測定をお願いしております。
定期的な血液検査や年1回の子宮がん検査と乳がん検査を行います。