月経移動
月経移動とは
旅行、受験、温泉や海、プールに行く、結婚式などの大切な行事の日に生理が来てほしくない場合、ピルを飲むことで生理を移動させることが出来ます。
生理の移動は、ピルの飲み始めをいつにするかで、生理の開始日を早めたり遅らせたりすることが出来ます。
副作用は
ピルは女性ホルモンがやや多めの中容量ホルモン剤(プラノバール)、または黄体ホルモン製剤(ノアルテン)を使用します。
人によって、倦怠感や吐き気・嘔吐・頭痛を生じることがあります。
また、胸の張りや付着程度の出血を認める方もいます。
ホルモン剤が使用できない方
以下の方は、ピルによるリスクが上がりますので、処方を控えさせていただきます。
*肥満の方(BMI 30以上の方)
*高血圧の方(血圧が140/90以上の方)
*喫煙の方(35歳以上の1日10本以上の喫煙者)
*乳がんの方
*妊娠中や妊娠の可能性のある方・授乳中の方
生理を遅らせる方法
生理が来る予定の5日前よりピルを飲み始めます。
生理を避けたい日まで飲み続けます。
飲み終わってから2~3日後に次の生理が来ます。
生理を早める方法
来てほしくない生理時期の一つ前の生理開始5日目までにピルを飲み始めます。
生理が来ても大丈夫な日まで10~14日間飲み続けます。
飲み終わってから2~3日後に次の生理が来ます。
飲み方
1日1回1回1錠 定時でピルを飲みます。
内服中は副作用回避のために水分を1日1500ml前後は飲みましょう。
2日以上飲み忘れると生理がきますので、飲み忘れない様に注意してください。